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腸腰筋症候群
- 2017年03月13日
腸腰筋とは股関節のインナーマッスルに部類され、走る・跳ぶなどの股関節屈曲時(股関節を曲げる)に働き、トップのスポーツ選手においては、この部分が通常よりも太いと言われているほどスポーツにとっては重要な筋肉です。
オーバーワーク等により筋肉疲労をおこし硬くなり痛みを出す、又は筋の微小損傷を起こすのが腸腰筋症候群であり症状としては痛みや股関節の可動域制限などがみられます。
股関節の急な開脚や捻り動作、振りなどによる瞬間的に痛みが出たものはいわゆる「肉離れ」や「捻挫」ですが、この疾患の場合は「徐々に痛くなってきた」や鈍痛などがあります。
長引く股関節痛の場合、これの可能性があります。
腸腰筋はインナーマッスル(深層筋)の為、マッサージでの施術では治療効果は期待薄と言われています。
※腸腰筋とは・・・
「大腰筋」と「腸骨筋」の二筋が合わさった総称。
①大腰筋:起始部は腰椎椎体、停止部は大腿骨小転子。股関節屈筋群の中で最も強いと云われ走る・跳ぶや階段・坂道の上りでその力を発揮する筋肉。
➁腸骨筋:起始部は腸骨窩(腸骨内面:骨盤内)、停止部は大腿骨小転子。しっかりと脚をあげる動作(股関節90°以上)や階段・坂道の上り時に作用する筋肉。